コープ自然派はゲノム編集食品に反対します。

ゲノム編集とは、生物が持つ遺伝子の中の目的とする場所を切断することなどにより、特定の遺伝子が担う形質を改変する技術のことです。
例えば、家畜のとれる肉の量を増やすとか、栄養素の高い農作物をつくるなどの目的で行われています。

遺伝子組み換えに比べると容易に行えるゲノム編集ですが、狙ったものではない遺伝子を破壊してしまい、生命体に思いもよらぬ変化をもたらすおそれがあります。ゲノム編集された生きものが自然界に流出し、交配を重ねたりしてしまうと、生物多様性にまで影響し、食の安全や生態系の保全を脅かすことにもなりかねません。

また、厚生労働省はゲノム編集食品については従来の品種改良と同等とみなし、遺伝子組み換え食品には義務とされている「安全性の審査」を求めないとしています。しかも、ゲノム編集食品であることの表示については義務がなく、事業者が自主的に実施するものとされているのです。
表示がないと、消費者である私たちにはその商品がどういったものであるのか判断できず「商品を選ぶ権利」が奪われてしまうことになります。

詳しくはこちら（食の安全を脅かし、生態系を破壊する恐れのあるゲノム編集）